こんにちは。
毎日忙しい中で子どもと接していると、「この接し方でいいのかな?」と感じることはありませんか?
ときには叱りすぎたり、感情的になってしまうこともあるかもしれません。
そんなときにおすすめなのが、「PNPS-肯定的・否定的養育行動尺度-」というツールです。
これを使うと、子どもとの接し方を振り返りながら、より良い関係づくりのヒントを見つけることができます!
PNPS-肯定的・否定的養育行動尺度-って何?
この尺度は、親や養育者が日常生活でどのように子どもと関わっているかを「肯定的な行動」と「否定的な行動」の2つに分けて考えるためのツールです。
肯定的な行動の例
• 子どもの努力をほめる:「よく頑張ったね!」
• 子どもの気持ちを受け止める:「そうだったんだね、わかるよ。」
• 自信をつけさせるような言葉かけ:「次はきっとできるよ!」
否定的な行動の例
• 感情的に叱る:「どうしてこんなことしたの!」
• 子どもの話を遮る:「そんなことどうでもいいでしょ。」
• 無視や拒絶:「もう知らない!」
「否定的」と聞くと悪いことのように感じるかもしれませんが、この尺度の目的は、良い・悪いを判断することではなく、普段の関わりを振り返るきっかけを作ることなんです。
日常のシーンで考えてみよう!
具体的にどんな場面でこの尺度を活用できるのか、いくつかの例を挙げてみますね。
例1:お片付けを嫌がったとき
• 否定的な対応:「なんで片付けないの!早くしなさい!」
• 肯定的な対応:「一緒に片付けると早く終わるよ!やってみようか。」
例2:挑戦をためらっているとき
• 否定的な対応:「どうせ無理なんだからやめなさい。」
• 肯定的な対応:「やってみたら?失敗しても大丈夫だよ!」
この尺度を活用するメリット
• 親子関係を振り返るきっかけになる
「私、意外と肯定的に関わっているかも!」と自信を持つきっかけになるかもしれませんし、「こういう場面ではもっと子どもを励ませるかも」と気づきが得られます。
• 自分を責めなくていい
つい感情的になってしまうことがあっても、それを振り返って次に生かすことが大切です。
この尺度を使うと、自分を責めるのではなく、より良い接し方を見つけられるようになります。
ちょっとした意識で変わる親子関係
たとえば、今日からこんなことを始めてみませんか?
1. 子どもが頑張ったことを見つけたら、具体的にほめる(「すごいね!」よりも「こんなにたくさんできたね!」と言う)
2. 子どもが失敗したときには、励ます言葉をかける(次はどうしたらいいかな?」と考えさせる)
3. 怒りそうになったら、一呼吸おいてから対応する(気持ちを伝えるときは「叱る」よりも「説明する」を意識)
子育てに正解はないからこそ、少しずつ前向きに
PNPSは、子どもへの接し方を見直し、さらに良い親子関係を築くための一歩です。
完璧な親を目指す必要はありません。むしろ、日々のちょっとした努力や意識が子どもの笑顔を増やす秘訣になります。
ぜひ、この尺度を使って、自分自身の養育スタイルを楽しく振り返ってみてくださいね!
さわやか愛の家せとうち館でもこのツールをお試しすることができます。興味のある方は問い合わせください!