お話の部屋は、子ども達も大好きな活動です。どんな本だと子ども達は楽しんでくれるかな?一人ひとりの子ども達の顔を思い浮かべながら本を選んでいると、あっという間に時間が過ぎてしまいます。

今回選んだ本は

・「ねるじかん」(鈴木のりたけ作 アリス館)

・「ゾウの森とポテトチップス」(横塚眞己人作 そうえん社)

の2冊です。

「ねるじかん」はなかなか眠れない夜、不思議な乗り物が窓の外にやってきて、、、どこまでがホントで、どこまでが夢の中の話かわからなくなる、楽しくてちょっぴり怖いお話です。

子ども達は,自分の眠れない夜を思い出して、不思議なお話の世界に引き込まれていました。

「ゾウの森とポテトチップス」は、現代の何でもある便利な世の中は、実は何かの犠牲の上に成り立っていることを考えさせられる写真集です。ポテトチップスは大好きだけど、ポテトチップスを作る時に使うパーム油を取るためのアブラヤシの畑は、ゾウの住むボルネオの豊かな森を切りひらいて造らなければなりません。ゾウ達は住む場所を追われて、、、。いつまでも、いろんな動植物が住み続けられる地球であるために、私たちにできることは何か、子ども達にも考えてもらいました。

ゾウが人間に傷つけられる姿を見て「胸が割れそうなくらい悲しい」と感想を言ってくれた子どもがいました。ゾウに優しくする人間守ることを知ってホッとする表情を浮かべる子どももいました。

秋の夜長の読書の季節ですね。みなさんはどんな本をお読みになりますか?

 

担当 森本